ネットショップの集客方法のコツ11選!無料・有料別に効果的な宣伝手法をご紹介
今回は、初心者でも簡単に実践できる”ネットショップ(通販)集客のコツ11選”をご紹介します。
- 「売上を上げるネットショップの集客方法を始めたい」
- 「自社の条件に合うネットショップの集客方法が知りたい」
- 「ネットショップを無料で宣伝する方法が知りたい」
- 「オンライン販売で商品の宣伝をどうやるかわからない」
ネットショップのアクセス数を増やし、最短でネットショップの売上に直結させたい方々は必見です。 この記事を読むことで、ネットショップを成功へと導くポイントがわかり、自社の条件に合う集客方法を見つけ、どのような集客方法で始めるべきか明確になります。 ネットショップの集客方法にお困りの方、これから新規立ち上げで集客に力を入れようと思っている方はお役立ていただけますと幸いです。
【無料/有料】ネットショップ(通販)集客方法の11選
ネットショップ(通販)の集客方法は、大きく分けて下記の2種類あります。
- 無料の中長期的な効果が見込める集客方法
- 有料の短期的な効果が見込める集客方法
それぞれの集客方法の種類について説明していきます。
【無料】中長期的な効果が見込める集客方法
ネットショップを始めたばかりの方で「予算に余裕がないため、まずは自力でお金をかけずに集客したい」という考える人もいらっしゃると思います。 ここでは、ネットショップに必要な集客方法のうち、今すぐ無料で実践できる「ブログ」「SNS運用」「SEO対策」の3種類の集客方法についてご紹介いたします。
集客方法 | 費用 | 成果が出る時期 | 代理店有無 | 見込みアクセス数 |
ブログ | 無料〜 | 最短4ヶ月~ | 有り | 100以上~ |
SNS運営 | 無料〜 | 最短3ヶ月~ | 有り | 100以上~ |
SEO対策 | 無料〜 | 最短4ヶ月~ | 有り | 100以上~ |
ブログ(自社メディア)
ブログ運営にあたり方法が二つあります。まず一つが、ネットショップと WordPress を連携させてブログを構築する方法です。ネットショップの内部対策は、商品名や商品の特徴に偏りがちです。しかし、ネットショップで購入する際に検索されるキーワードは、商品情報だけではありません。 たとえば「高級ギフトワイン」を扱うお店であれば、「ワインギフト相場」や「結婚記念日プレゼント」など、購入につながるキーワードはたくさんあります。これらのキーワードを検索したユーザーへの集客方法には、ブログなどのコンテンツを利用します。 初心者におすすめの無料で始められる集客方法の一つです。
ブログ集客のコツ | ブログ集客の注意点 |
ブログは、オリジナル性の高い、自分たちだけの視点を盛り込んだコンテンツを作成しましょう。SEO対策につながるだけでなく、ユーザーのファン化にも貢献します。 また、コンテンツのつくり方によってはSNSで拡散され、アクセス数を自然と増やすことができます。 | 半年以上は継続して投稿する必要があります。 また、成果が出るまでとても時間を要するため、中長期的に結果を出す施策であることを注意する必要があります。 |
ブログ(外部メディア)
ブログ運営の二つ目の方法は外部メディアを使うことです。例えばAmebaブログ、livedoor ブログなど大手メディアが提供している無料のブログサービスを利用します。
無料ブログを使うメリットです。
- 導入コストがかからない
- 最初からSEO の効果が期待できる
- ブログサービス内を回遊しているユーザーの来訪が期待できる
デメリットは、ネットショップへの導線が弱くなる、ネットショップの SEO 効果の底上げができないなどが考えられます。どちらが好ましいのか、自社のリソースを考えて検討します。
SNS運営
SNSは多くの人に利用されており、各種のSNSは集客力の改善に効果があります。 SNSとECの相性はとてもよく、年々EC事業者も注目する集客手法の一つです。 InstagramやTwitter、Facebookなど新規の見込み客の獲得に向いています。各SNSの特徴を理解し、集客対策を行うことが大切です。 SNSアカウントを通して自社商品の最新情報やオリジナリティ溢れるコンテンツを発信することで、ユーザーのファン化を促すことできる点が、SNS運営の特徴です。 SNSは、集客したユーザーをネットショップへ誘導することもできるため、GoogleやYahooなどの検索エンジンとは違う媒体からのサイト流入を促す入り口にもなります。
Instagram(インスタ)
SNS 経由で集客する方法として、最も注目されているのが Instagramです。いわゆる「インスタ映え」と呼ばれるようなユーザーを惹きつける画像を作成し、ハッシュタグをつけて投稿します。このクリエイティブとハッシュタグの付け方が重要です。どのような投稿が反応のあったのか検証しながら運用しましょう。
Instagramと比較してユーザーの年代が高めになる Facebook でも、投稿に「いいね」をしてもらえるように、クリエイティブは重要です。さらに独自性や実利性のある内容を投稿しましょう。
Twitter は媒体特性上、タイムリーな投稿が求められます。その時のトレンドを上手く織り交ぜていくと、投稿が拡散されてアクセスが急激に伸びることもあり得ます。そのために、ハッシュタグを上手に活用しましょう。
SNS運営のコツ | SNS運営の注意点 |
SNSは興味があるコンテンツを投稿しているユーザ同士がつながったり、フォローをしたりできるため、ターゲットの目に止まるような写真の投稿を心がけましょう。フォロワーがほかの人に共有・拡散(UGC)してもらえることがあります。また、ハッシュタグSEOも心がけましょう。最大30個まで掲載可能なので、ターゲットが検索するハッシュタグの選定を行う必要があります。 | 広告や宣伝を強調した使い方は避けましょう。ユーザーはSNSを利用する際に自分の興味のあるもの・好きなものを閲覧し交流するために利用しています。よって、企業による一方的なアピールをしても、ユーザーにとっては単なる広告や宣伝になり、避けられる一因になります。 また、SNSは炎上という危険性があることを認知しておきましょう。 |
SEO対策
SEOとは「SearchEngineOptimization」の略で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」という意味です。Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードを調べた際、検索結果の表示順はこの「SEO」のアルゴリズムによって決定します。検索結果はより上位に表示されるほうがアクセスされやすいので、ネットショップのSEO対策は必ず行うべき施策のひとつになります。 ネットショップは大きく分けて「トップページ」「商品カテゴリーページ」「商品詳細ページ」の3種類から構成されます。 内部対策を行う際は、上記のページごとに適切なキーワードを設定し、SEO対策を行います。 サイトの内容は「ユーザーの検索ワードとの関連度」「専門性の高さ」「情報のオリジナル性」「信ぴょう性の高さ」「情報量」「情報の最新性」「サイトのボリューム」などの観点から評価されます。 また、構成は「スマホに対応しているか」「サイト内のナビゲーションが適切な構成になっているか」などの評価項目があります。ユーザーにとって使いやすいウェブサイトをつくり、常に独自性のある正しい情報を高い頻度で更新していくことが、基本的なSEO対策です。SEOの詳細については>>ネットショップで重要なSEO対策7選をご覧ください。
ブログにもSEOを実施
自社でブログを構築した場合は、 SEOも実施しましょう。ブログは WordPress で構築するケースが多いですが、SEOに必要な環境が整っているため、施策を進めやすいです。
SEO対策のコツ | SEO対策の注意点 |
SNSは興味があるコンテンツを投稿しているユーザ同士がつながったり、フォローをしたりできるため、ターゲットの目に止まるような写真の投稿を心がけましょう。フォロワーがほかの人に共有・拡散(UGC)してもらえることがあります。また、ハッシュタグSEOも心がけましょう。最大30個まで掲載可能なので、ターゲットが検索するハッシュタグの選定を行う必要があります。 | 広告や宣伝を強調した使い方は避けましょう。ユーザーはSNSを利用する際に自分の興味のあるもの・好きなものを閲覧し交流するために利用しています。よって、企業による一方的なアピールをしても、ユーザーにとっては単なる広告や宣伝になり、避けられる一因になります。 また、SNSは炎上という危険性があることを認知しておきましょう。 |
【定番】集客数を増やす優良の集客方法
ここでは、ネットショップに必要な集客方法のうち、即効性が高く、短期的に効果が見込める「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「SNS広告」「アフィリエイト 広告」「ショッピング広告」の5種類の集客方法についてご紹介いたします。
集客方法 | 費用 | 成果が出る時期 | 代理店有無 | 見込みアクセス数 |
リスティング広告 | ¥100,000〜 | 最短2日~ | 有り | 1000以上~ |
ディスプレイ広告 | ¥100,000〜 | 最短5日~ | 有り | 500以上~ |
アフィリエイト広告 | ¥30,000〜 | 最短3日~ | 有り | 500以上~ |
SNS広告 | ¥100,000〜 | 最短3日~ | 有り | 1000以上~ |
ショッピング広告 | ¥100,000〜 | 最短2日~ | 有り | 1000以上~ |
リスティング広告
リスティング広告はGoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果に表示される広告で、ウェブ広告の中でも最もオーソドックスな有料集客方法です。 リスティング広告はユーザーの検索行動と連動して表示されるため、顕在層や準顕在層など比較的モチベーションの高いターゲットに配信できることが強みです。
リスティング広告のコツ | リスティング広告の注意点 |
媒体によって利用層が違うため、ターゲット層に合わせて媒体を選定しましょう。 また、1件あたりの購入でどれだけコストをかけられるか(目標CPA)を決め、広告費をかけた結果、どれだけの見返りが欲しいか(ROAS)を決めておくことで、費用対効果の高い広告を配信することができます。 | 目標CPAだけを合わせてもよくありません。 10,000円の費用をかけたとして、300円の商品が売れても3,000円の商品が売れても、購入数は1件なので、1件あたりの購入コストは”10,000円”です。 目標値として設定する必要がありますが、最終的には広告費をかけた結果、どれだけの見返りが欲しいか(ROAS)を指標とする必要があります。 |
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、リスティング広告と並ぶ短期的な結果を見込むことができる有名な有料集客手法の一つです。 ディスプレイ広告は、リスティング広告のようなテキストではなく広告画像(バナー)を活用して広告が掲載されます。 そのため、視認性の高い広告を配信することができます。 ユーザーが広告をクリックした時点で課金されるクリック課金と、広告が1000回表示されたときに課金されるインプレッション課金の2種類あります。 配信先は大きく分けると2つの軸から選ぶことができます。どんなジャンルのサイトか(ファッションやペットなど)という軸と、どのようなユーザーか(性別、年代、サイト訪問歴)という軸になります。
ディスプレイ広告のコツ | ディスプレイ広告の注意点 |
ディスプレイは、広告画像(バナー)がいかにクリックされるかが重要です。 そのため、”今だけ限定””500円引き”等の思わずクリックされやすいバナーを使用するようにしましょう。 また、リスティング広告同様、1件あたりの購入でどれだけコストをかけられるか(目標CPA)を決め、広告費をかけた結果、どれだけの見返りが欲しいか(ROAS)を決めておくことで、費用対効果の高い広告を配信することができます。 | 媒体によって、広告色が強すぎるとクリックされにくい場合もあります。 SNSやニュースなど、投稿と投稿の間に表示される(インフィード広告)場合は、投稿に混じるように、デザインなしの写真や手書きのデザインなど、広告色のない広告画像を選択する必要があります。 |
SNS広告
SNS広告は、ディスプレイ広告の一種で、こちらも短期的な結果を見込むことができる有名な有料集客手法の一つです。SNS上で投稿と投稿の間に表示される広告がSNS広告にあたります。 SNS広告の特長は大きく3つあります。 1つ目は「リーチ数」です。ユーザー数の多さと滞在時間の長さから、SNSメディアに広告を配信することでより多くの人に自社商品を知ってもらう機会が増え、購買機会をつくることができます。 2つ目は「購買率の高さ」です。SNS上の情報は、広告と一般ユーザーの投稿との区別がつきにくく、広告とは思わずに購買導線に導かれるユーザーも多いため、購買率が高い傾向にあります。 3つ目は「配信の精度」です。通常のウェブ広告はユーザーのサイト閲覧情報を基にターゲティングを行います。SNSではサイト閲覧情報+ユーザーの登録情報でもターゲティングが可能です。 たとえばFacebookの場合、登録時に氏名・年齢・居住地・興味関心などの情報を登録します。これらの登録情報に基づき広告配信ができるため、より自社のターゲットにあった広告配信が可能です。 リスティング広告同様、1件あたりの購入でどれだけコストをかけられるか決めておくことで、費用対効果いの高い広告を配信することができます。
SNS広告のコツ | SNS広告の注意点 |
SNS広告は、投稿と投稿の間に表示される広告のため、広告色の少ない広告画像を使用しましょう。 また、ハッシュタグを使うことで、ユーザーが検索できるようになり、見つけてもらいやすくなります。最大30個まで登録可能なので、関連するキーワードを登録するようにしてください。 媒体によって利用層が違うため、ターゲット層に合わせて媒体を選定しましょう。 | 広告色を少なくして広告を配信する必要があるため、広告画像のクオリティーをあげる必要があります。 単に写真を掲載するだけではなく、着用写真やテクスチャーなどイメージが沸きやすい広告画像を使うことで、よりクリックされやすくなります。 |
アフィリエイト広告
アフィリエイトとはアフィリエイターと呼ばれるブロガーやインフルエンサー、メディアサイトの運営者に商品の宣伝や販促をしてもらい、その成果に対し報酬を払うという販促方法です。 ECサイトの場合、商品を紹介するブログの記事ページなどから商品を購入したかどうかを追跡できるプログラムを用意し、該当の商品が購入された際に報酬が発生するしくみの販促広告です。 アフィリエイトは一般的にASPと呼ばれるアフィリエイト会社に、広告主が宣伝したい商品とその情報を登録します。 次に、商品の宣伝を通じて報酬をもらいたいと考えている「アフィリエイター」が、登録商品の中から自分が宣伝したいと思う商品を探し、自分のメディアに適した商品があれば、宣伝用のページをつくりプロモーションを行います。詳しくは>>ネットショップでアフィリエイト広告を成功させる方法もご覧ください。
アフィリエイト広告のコツ | アフィリエイト広告の注意点 |
アフィリエイト広告は、リスクが低く費用対効果がとても高いです。成果が発生したら費用を払うため、少ない予算でも十分に成果が出せる広告です。 また、ブログのような記事型広告なのでユーザーから受け入れられやすく、「実際に使った感想」など思わず読んでしまうような内容で、嫌悪感をもたれることなくサイトへの誘導が可能です。 | アフィリエイト広告では、基本的に広告主とアフィリエイターとのやり取りがないため、自社のイメージにそぐわない広告を配信される可能性があります。 広告を配信するアフィリエイターが、必ずしも自社のイメージとマッチした形で広告を配信するとは限らない可能性があることも理解しておいた方が良いでしょう。 また、過大広告になる可能性もあります。 「3日で-5cmも細くなった」というような、報酬を得るために過剰に煽っている広告も見受けられ、信じて購入したユーザーからのクレームにより、商品イメージが悪化する場合もあるので、注意が必要です。 |
ショッピング広告
Googleショッピング広告は、Googleの検索結果ページに表示される広告です。リスティング広告と似ていますが、広告の表示方法が大きく異なります。 リスティング広告は、見出し文や説明文などのテキストから成り立ちますが、Googleショッピング広告はあらかじめ広告主がGoogleマーチャントセンターに登録した商品画像と商品名、商品価格、ショップ名を表示します。 ユーザーは、事前に商品画像や価格を見たうえで広告をクリックするため、テキストだけのリスティング広告と比較して購買意欲が高いことが推測されます。 また、Googleショッピング広告はGoogleマーチャントセンターに登録された情報を基に、Googleがどのキーワードで検索したユーザーに広告を表示するかを判断するため、リスティング広告のようにキーワードを登録するといった工数が発生せず、出稿までのコストを抑えられるというメリットもあります。
ショッピング広告のコツ | ショッピング広告の注意点 |
広告感がなく、検索結果でECサイトのように表示されることで嫌悪感を持たれにくく、特定の商品ページへ直接遷移するため、ユーザーのページ遷移を最小限に抑えることができ、リスティング広告に比べて購入率が高い傾向にあります。 そのため、商品画像の画質や撮り方を工夫した方が購入率が上がる傾向にあります。 | 自社で保有している商品などのアイテムデータを広告配信する媒体のフォーマットに変換し提供するデータフィードを活用してショッピング広告を配信するため、導入ハードルが高いです。 また、指定のキーワードで広告を配信することができないため、商品名にキーワードを入れる工夫が必要です。 |
*当社2022年4月実績
【その他】ネットショップ(通販)で集客数を増やす有料の集客方法
ネットショップに必要な集客には、様々な方法があります。その中から、使い方次第で効果的な集客方法をご紹介します。
集客方法 | 費用 | 成果が出る時期 | 代理店有無 | 見込みアクセス数 |
プレスリリース | ¥50,000〜 | 最短当日~ | 有り | 500以上~ |
純広告 | ¥300,000〜 | 最短3日~ | 有り | 3000以上~ |
クラウドファインディング | 手数料10%~ | 最短5日~ | 無 | 500以上~ |
プレスリリース
プレスリリースは、自社のサービスや商品に関連した情報を配信して、ニュースサイト、雑誌など各媒体に掲載してもらうことで、集客が可能な方法です。集客の効果は、掲載される媒体の規模やプレスリリースの内容次第となります。各メディアが掲載したくなるような情報を企画し、適切な時期にプレスリリースを配信します。プレスリリースの配信にあたり、各メディアへ情報を一斉送信してくれる、代行会社の活用が一般的です。
プレスリリース広告のコツ | プレスリリース広告の注意点 |
メディアに取り上げられるためには、どんな情報を、いつ、どのくらいの頻度で配信するのかが重要です。メディア側はユーザーにとって価値ある情報を掲載したいため、商材やサービスの独自性を切り口にした情報や、アンケート結果をもとにしたリサーチデータを提供するケースが多いです。リリースの頻度は単発よりも、複数回行うとメディア側の注目度も高まり掲載率が上がる傾向にあります。 | プレスリリースは、配信した情報をメディア側が掲載するとは限らないので、集客の効果がどれだけ見込めるか予想がしにくいです。また、あくまで商品やサービスの認知を高めるための施策です。購入意欲がある顕在層をターゲットにした情報配信ではないため、購入や申し込みにどれだけ結びつくのかはリリース内容等によります。 |
純広告
ネットショップの有料での集客方法で、定番となっているのは運用型広告ですが、一部の事業規模が大きい事業主が活用するケースがあります。集客の効果は、広告の掲載先のメディアの規模や掲載条件によって異なります。集客数を伸ばすためには、自社の商品やサービスと掲載先のメディアとの親和性が高いことが重要です。ターゲットは異なるメディアに掲載しても効果は期待できません。そのため、事前にどんなメディアなのか、媒体資料の精査が必要です。出航にあたっては広告代理店に依頼するのが一般的です。広告代理店からどんなメディアが効果が得られるのか情報収集するのがおすすめです。
純広告のコツ | 純広告の注意点 |
自社の商品やサービスと親和性が高い媒体を選定し、掲載期間や掲載費など好条件を引き出すことが重要です。ターゲットが合致するメディアを精査しましょう。さらにクリック率が期待できるクリエイティブを入稿します。メディアやクリエイティブの精査を繰り返していくことで、自社にとって集客効果が高いものが発掘できるようになります。 | 運用型広告と比べて配信のコントロールが難しいです。広告の開始後、想定以上の集客の効果がなくとも、途中で広告掲載、契約を取り下げることは難しいからです。そのため、予め同業他社の実績なども確認して媒体精査をするのが望ましいです。 |
クラウドファンディング
クラウドファンディングでは集客だけでなく、商品を販売することも可能です。集客のカギは、商品の独自性、社会や地域への貢献度などから、ユーザーにどれだけ共感してもらえるかです。ユーザーにとってクラウドファンディングの魅力は、資金力や販路などの諸事情によって商品・サービス化されていないものを、世に送り出す関わりを持てること、その対価としてそれらの商品やサービスを、先行してお手頃価格で受けられることです。そのため、ユーザーを納得してもらえるような商品やサービスを提供することが集客の成果に直結します。なお、実施にはメディアへの申請手続きなどが必要です。掲載自体は無料、売上に応じて手数料が発生する仕組みです。ネットショップの運営者が様々な商品やサービスを掲載しており、盛り上がりを見せているメディアと言えます。
プレスリリース広告のコツ | プレスリリース広告の注意点 |
商品紹介ページでは、ユーザーから共感が得られるよう、工夫が必要です。さらにクラウドファインディングで掲載されたことを SNS などで発信し、自分の身近な人に知ってもらい、さらに拡散をしてもらえるような働きかけが必要です。そうすることで相乗的に集客の数が伸ばせます。 | メディアへの掲載によって、集客数が担保されることではありません。それをフックに自分たちで周囲へ働きかけ、拡散の輪を広げることが重要です。他人に拡散してもらうためには、草の根的な活動を通じて、商品やサービスの独自性、商品開発のストーリーなど共感される要素が重要です。 |
集客力が高い有料の集客方法
ネットショップでの集客数が安定している状態から、さらに拡大したい時の集客案についてご紹介します。売上を伸ばしていくためには、相応の集客が必要となります。今回ご紹介するのは、特に集客力が高い集客方法です。
ディスプレイ・SNS広告(ブロード配信)
ディスプレイ・SNS 広告において、最も集客力が高い配信方法はブロード配信です。ブロード配信の特徴は、自社が指定したターゲット層に対してプッシュ型の配信をすることです。自社のネットショップに訪れたユーザーへ配信する手法とは異なり、プッシュ型のブロード配信では、より数多くのユーザーを集客することが可能です。集客数を大きく伸ばしていくにあたり、欠かせない配信手法です。集客数を伸ばし、売り上げを拡大させるために最も活用される手法の1つであり、成果のインパクトが大きいと言えます。その反面、広告予算を確保しないと継続的な取り組みが難しいため、自社の広告戦略などを踏まえて、実施するタイミングを見計らうのが望ましいです。
ブロード配信のコツ | ブロード配信の注意点 |
各広告媒体ごとに最適なバナー(クリエイティブ)を開発、配信することが重要です。広告媒体ごとによって集客効率が良いバナーが異なります。さらに記事 LP と呼ばれるバナーとLPの中間に設置する、クッションページの制作も必要です。これらのクリエイティブをPDCAサイクルで改善させていき、適切な広告運用をおこなっていきます。 | クリエイティブによって集客の効率が変わってくるため、制作物をスピーディに製作できる体制が必要です。広告の運用者によっても成果が異なるケースもあります。集客数は広告費に応じて大幅に伸ばしやすいですが、最終的なゴールである売上にどれだけ繋がっていくか検証も必要です。 |
集客の効率を高めるためのコツ
集客方法のメリット・デメリットを把握
それぞれの集客方法のメリット・デメリットは、費用の有無、成果までの時間など意外に、各集客方法の役割を意識することも重要です。例えば、ディスプレイ広告のリターゲティング配信のターゲットは、商品やサービスに一定の興味を持っている顕在層に絞った配信が可能ですが、基本的には自社のネットショップに来訪するユーザーが存在することで成立します。そのため、自社のネットショップに来訪してもらうきっかけとして、プレスリリースやブログなど各集客方法を並行して進めることが重要です。
販売計画に基づいて集客方法を検討する
自社の販売計画や方針に基づいて、どの集客方法を実施すれば目標に近づけるかを念頭に置いて精査することが重要です。そのため、商品やサービスに応じたふさわしい集客方法がどれかを精査します。広告予算、市場規模、競合性なども加味することも重要です。例えば、商品に独自性や商品力がある場合、まずはSNSの口コミで広げて集客を伸ばしていき、少しずつ広告を出稿していく戦略も考えられます。
集客の施策は誰が担うのか
集客の施策は、社内で運用か外部に委託するのか要検討です。ほとんどの集客方法が自前で実施することはできますが、ノウハウが求められる領域もあります。特に広告についてはクリエイティブ制作、アカウント構築、広告運用など専門的なノウハウを持った運用会社が最新の情報をもとにサポートしてくれるため、外部に委託するのも一案です。
アクセス解析で検証
現在進めている集客方法の進捗に応じて、改善案に基づいた施策を実施していくのが重要です。そのために集客状況のデータを作成して、現状を可視化しましょう。アクセス数の集計には、ネットショップに備わっている機能でもほぼ可能ですが、無料で使用できる Google Analytics の活用事例が多いです。
Google Analyticsの活用方法は>>Googleアナリティクス集客レポートをご覧ください
まとめ
ネットショップの集客方法11選をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? 本記事の集客方法は至って簡単で、ユーザーが集まっていそうな場所(広告の配信先)を決めた後、ユーザーが存在するであろうポイントを見極め、タイミングを考えながら広告を配信します。 即効性のある有料広告と、中長期的に効果が見込める無料広告の両方行っていくことで、アクセス数を増加させ、ECサイトのファンも増やしていくことができ、相乗効果によるアクセス数の増加、ECサイトの売上アップを見込めます。 本記事を元に、貴社にあった集客方法を見つけ実践してみてください。
※2021年5月実績
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