カゴ落ちとは|ECサイトのカゴ落ちによる対策や原因を徹底開設!対策ツールもご紹介

- 「カゴ落ちとはなんですか?」
- 「カゴ落ちはどうやったら防げますか?」
カゴ落ちとは、カートを商品に入れた後、購入せずに離脱されてしまうこと
カゴ落ちとは、カートを商品に入れた後、購入せずに離脱されてしまうことです。一般的にECサイトのカゴ落ち率は、69.99%※となっています。つまり、10人のユーザーのうち約7人が買い物を完了していないことになっています。購入に最も近いカート周りの改善は、売上にダイレクトに影響するため、真っ先に改善を行うべき点となります。
ECサイトのカゴ落ちの原因とは
ECサイトのカゴ落ちの原因は以下が挙げられます。
- 購入する際の配送情報や決済情報の入力が煩わしい
- 配送料や手数料が高い
- 商品が欲しいタイミングに届かない
- 商品をカートに入れていたことを忘れてしまう
- 屋外でECサイトを利用していたため、人目があるところでクレジットカード情報の入力ができない(スマホの場合)
※当社2022年8月実績
購入する際の配送情報や決済情報の入力が煩わしい

カゴ落ちの原因は、入力フォームの複雑さです。 購入する際に個人情報を入力するフォーム(=EFO)内に、入力項目が多いと入力を煩わしく感じてしまい、途中で離脱されてしまうことがあります。ECサイトに限らず、入力項目は少なければ少ないほど離脱は少なくなります。購入時に入力するお客様情報の項目を見直しましょう。
配送料や手数料が高い
カゴ落ちの原因は、配送料や手数料が高いことが挙げられます。 購入したい商品に出会い、決済画面までいくと商品の値段に配送料や手数料が多く上乗せされているケースがあります。元の金額より高くなることで購入を断念してしまうお客様は多くいます。
商品配送が遅い
カゴ落ちの原因は、配送が遅いことです。 EC サイトの場合、その性質上購入から発送、商品到達までにどうしてもタイムラグが発生してしまいます。そのため、注文件数が増えてくるにつれ、自社管理では対応が難しくなり配送が遅くなってしまうことがあります。多くの人は3日以内に届くAmazonの配送の速さになれているせいか、それ以上の日数がかかると遅いと感じ、注文を途中でやめてしまうケースがあるようです。
商品をカートに入れていたことを忘れてしまう
PCやスマホは多くの連絡や通知が飛び交うためカゴ落ちしてしまうケースがあります。 購入途中の場合でも、急な連絡が通知が来た際に集中が削がれ購入を後回しにしてしまいそのまま忘れてしまう事が多くあるようです。
屋外でECサイトを利用していたため、人目があるところでクレジットカード情報の入力ができない
スマホの場合、屋外でECサイトを利用すると、人目があるためクレジットカード情報を入力する時に他人に見られてしまう危険性があります。そのため、屋外にいる間は購入を後回しにしてしまい、結局カゴ落ちになるケースがあります。
※当社2022年8月実績
ECサイトのカゴ落ち対策とは
ECサイトのカゴ落ち対策は以下の通りです。
- 入力フォーム(EFO)をシンプルにする
- 配送料や手数料を適切な金額にする
- 一部業務をアウトソーシングする
- カゴ落ち対策ツールを入れる
- 自動入力ができる決済方法を導入する
※当社2022年8月実績
入力フォーム(EFO)をシンプルにする

入力する項目は少なければ少ないほど離脱は少なくなります。そのため、最低限必要な氏名や配送先などの項目を除き、できるだけ入力項目を減らしましょう。郵便番号を入力すると自動的に住所が入力されたり、入力漏れや間違いを指摘したりする入力補助機能を利用することで、EFO対策ができます。
配送料や手数料を適切な金額にする
配送料金は全国無料にするのがベストです。商品の価格に送料分の金額を上乗せして、他サイトより価格設定を高くしても、送料が別途かかる低価格のサイトより売上が上がる傾向にあるからです。
無料が難しい場合でも、なるべく送料は全国一律にしましょう。その際、配送料金は全国の配送料金の平均と、売上が多い地域とのバランスを考えて決定します。たとえば、東京にある会社の場合、会社から近い関東圏内での売上が多ければ、配送料金を低く設定することができます。反対に、北海道や九州など、配送料金が高くなる地域での売上が多い場合は、配送料金を高く設定する必要があります。バランスを考慮しながら、お客様にとって納得できる全国一律料金を設定しましょう。
一部業務をアウトソーシングする
お客様の不利益になるポイントを減らし、他店との差別化を明確にするためにも、一部業務をアウトソーシングすることで、注文日即日配送などが行える体制を整えましょう。物流代行会社に依頼をすると、配送品質の向上や工数削減に繋がります。
カゴ落ち対策ツールを入れる
カゴ落ち対策ツールをいれると、ポップアップやメールを使ってお知らせをする機能があるので、途中で買い物を離脱されても、買い忘れ防止に繋げることができます。カゴ落ちツールを活用して、カゴ落ちメール(リマインドメール)を送るだけでも大幅にかご落ち率を改善することができます。 ツールによって設定できる時間が異なるかと思いますが、基本的には1時間後、または3時間後が1通目で、2通目は24時間後です。3通目は7日後に送ることがおすすめと言われています。※ カゴ落ちメールの内容は、「買い忘れ」をリマインドするためのメールなので、シンプルな文章で作成すると良いでしょう。以下の例文をカゴ落ちメールの参考にしてください。
【カゴ落ちメールの例文】

※【ECサイトのカゴ落ち率70%⁈】カゴ落ちを解消し売上アップさせる“CART RECOVERY®”
自動入力ができる決済方法を導入する
外出先でクレジットカード情報の入力ができず離脱をしてしまうケースには、Amazon Pay や楽天ペイといった決済システムの導入が効果的です。Amazon や楽天市場の会員として既に登録してある個人情報が自動で入力されるシステムのため、お客様の手間が省けるだけでなく、自分が会員登録をしている大手モールの決済システムが使えることで安心感も高まり、離脱の減少につながります。
ECサイトに活用できるカゴ落ち対策ツール3選
ECサイトに活用できるおすすめのカゴ落ち対策ツールは以下が挙げられます。
ツール名 | 初期費用(税抜き) | 月額費用(税抜き) | 無料トライアル | 特徴 |
CART RECOVERY | ¥50,000 | ¥39,000 | 〇 |
カゴ落ちメール機能や広告配信機能が中心に揃う |
Cuenote FC | ¥5,000~ | ¥30,000~ | 〇 | メールマーケティングに特化した機能が揃う |
Repro | 要相談 | 要相談 |
△ 要確認 |
メールや広告以外に豊富なカゴ落ち対策機能が揃う |
※当社2022年8月実績
CART RECOVERY

画像出典:CART RECOVERY
CART RECOVERYは株式会社イー・エージェンシーが提供するカゴ落ちツールです。 お客様に強力にリマインドをする「カゴ落ちメール」とメール未登録の新規ユーザーにもアプローチできる「カゴ落ちリマーケティング広告」機能によってお客様にアプローチをすることができます。 費用も月額39,000円(税抜き)とリーズナブルで、カゴ落ちメールや広告機能に加えて効果測定機能を制限無く利用することができます。
【口コミ①】 まず一番気に入っているのは見やすさ、使いやすさ。ログインすればホーム画面で効果が一目でわかり、状況に応じてすぐに設定改善を行えます。感覚で操作できるのでシステムの知識がないスタッフでも運用でき、こまめに改善を行えるおかげで、想定を上回る結果を出してくれています。 引用:ITレビュー
【口コミ②】 ECサイトで商品をカートに入れた状態で離脱されてしまうことは仕方ないことで、今まではそれらに対するアプローチがリターゲティング広告などしかありませんでした。しかし、カートリカバリーを導入後はカートに入れた状態で離脱してしまった方に向けてメールを自動的にあらかじめ設定した時間に配信を行い、購入率が上がりました。実際にどれだけカートに入れてそれによる損失がどれくらいあるのかなどもダッシュボードで見ることができ、メールもGUIを通して簡単に作成できるので非常におすすめ。 引用:ITレビュー
【口コミ③】 売上最大化のためにリマインドメールを作成し送っていたが、業務負担になっていた。 カートリカバリーは初期設定で後は時間設定のみで自動で配信をしてくれるので、業務負荷軽減につながった。またリカバリー額などWEB上で可視化できることで、数値の管理などが感覚的にわかりやすく、低コストでリカバリー額、リーチ数などがわかるので社内確認、PDCAを回す上でも非常に役に立った。 引用:ITレビュー
Cuenote FC

画像出典:Cuenote FC
Cuenote FCは、ユミルリンク株式会社が提供するメール配信システムです。 メール配信に特化しているため、メールを効果的に届けるための柔軟な配信設定、メールマーケティングに活かすための効果測定・レポート機能などメール配信に特化した機能が豊富に揃っています。
カゴ落ちメール(リマインドメール)以外にも様々な用途でメール配信ができるので、EC運営時におけるメール配信機能として検討するのもおすすめです。配信数無制限のASPサービスのため、メールアドレスのユニーク数に応じて初期費用と月額費用が決まるので、料金表は確認しておくとよいでしょう。
【口コミ①】 まさに「誰でもHTMLメールが簡単に作れる」ツールではないでしょうか。メール作成から配信設定までのUIがとにかくわかりやすい。 営業担当やサポートの方も親切に対応していただけるのでとてもありがたいです。 引用:ITレビュー
【口コミ②】 デザインやコーディングができない担当者が使うため、『簡単にメールが配信できる』という要件をしっかりと満たしてくれています。 簡単にメールが作れるので、新規顧客開拓メールだけでなく、顧客満足度を向上させるためにも活用させて頂いております。 引用:ITレビュー
【口コミ③】 今までGmailや携帯キャリアのメールアドレス向けのメールが届かないという問題がありましたが、Cuenoteはドメインごとに最適化してメール配信ができるようで、不達の問題が解決した。 引用:ITレビュー
Repro

画像出典:Repro
メールナーチャリングはもちろんのこと、ユーザーの行動に合わせてポップアップを表示させたりプッシュ通知を送るなどの販売促進をすることができます。その他、チャット機能もありヘルプが必要なユーザーを離脱させる前にチャットでサポートすることが可能です。メールだけでなく、多方面からカゴ落ち率を改善させてくれるツールであることが分かります。お客様の課題に合わせてReproスタッフが適切なプランを提案します。そのため料金も導入内容によってことなるため、ご興味のあるかたはお問い合わせをおすすめいたします。
【口コミ①】 アプリ利用者へのプッシュ通知やアプリ内メッセージが簡単なUIで作成、送信ができるため、突発的な対応もすぐに行えます。 また、送信先をフィルタリングする際も同じ画面内からAnd Or Notで条件を追加していくだけなのでわかりやすいです。 予約送信も行えるので、中長期的な施策も可能です。 引用:ITレビュー
【口コミ②】 優れている点・好きな機能 ・基本操作からABテストまで直感的に操作できる。 ・定期的に改善点の提案を受けられ、改修後に数値で確認ができる。 引用:ITレビュー
【口コミ③】 ・メッセージやプッシュを登録する機能が見やすく、使いやすく、設定のストレスがない点。 ・設定で不明な点は担当の方が丁寧に教えてくださる点。 ・テンプレートがたくさんある点。 引用:ITレビュー
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