仕入れ販売とは|ネットショップの仕入れサイトやメリットを解説

category :  EC売上UP

update :  2022/04/08(金)

staff :  yamada

自分で商品を仕入れて、ネットショップで販売することは難しくはありません。

商品の仕入れやネットショップの運営は、ネットのサービスが広まったことで誰でもできる時代になりました。

しかし、闇雲に商品の仕入販売を進めても、後々で困ることが増える可能性があります。

ネットショップで仕入販売するにあたり、必要な準備、方法、コツを解説します。

商品を仕入れてネットで販売すれば新たな収入源となる

ネットで商品を販売するビジネスは、法人だけはなく、個人でもできる時代です。そのため、会社員や主婦が、収入を増やす手段としてネットショップを運営している方は数多くいます。

それを後押ししている要因として、国内のECの市場が2020年度は12兆2,333億円*1あり、毎年右肩上がりで成長していることが挙げられます。

ネットショッピング利用世帯の割合も50%*2を超えており、1世帯当たりの支出額は33,166円となり、昨年の2月より8.2%増えています。

日常生活の中で、ネットショップでお買い物をすることがどんどん広がっていく中で、ショップ数もそれに比例するように増えています。

例えば、個人でも無料でネットショップを作成できるサービスの代表格であるBASEは店舗数が170万あり、STORESは毎月1万増えています。

市場が伸びている分、ネットショップの数も伸びています。競合が多いため、売れるネットショップを作ることのハードルも上がっています。そのため、事前にしっかり準備をして、どのように運営するかあらかじめ考えておきましょう。

※1経済産業省2021年7月「令和2年度 電子商取引に関する市場調査」
※2総務省2022年4月「家計消費状況調査 ネットショッピングの状況について」

仕入れ販売のメリット・デメリット

ネットで仕入れ販売するメリットは、実店舗と異なり資金面の敷居が低いため、始めやすいです。その反面、敷居が低いため競合が多く、ショップの運営には、事前の準備や計画をしっかり練る必要があります。

メリット

  • 店舗と比べて開業資金を抑えられる
  • 固定費が安い
  • 商品の仕入れ先が複数ある
  • 多くの在庫を抱える必要がない
  • 収入を増やすことができる
  • 少ない時間でも実施できる
  • いつでも止めることができる

個人でも少ない資金から開始できます。設備も基本的にパソコンのみです。ネットを使って商品を仕入れをすれば、より少ない時間で仕入れが可能です。

順調に販売することができれば、収入を増やすことができるでしょう。

デメリット

  • 競合が多い
  • 梱包作業が発生する
  • ユーザーの問い合わせ対応が必要
  • 学習が必要
  • 商品によっては在庫を保管する場所が必要
  • 赤字になる可能性も

ネックは競合が多い点です。ネット販売が始めやすいことは、他者にとっても同様です。さらに、売れる商品の選定や仕入れのコツを身に着ける必要もあります。

商品の大きさの都合、自宅で保管が難しい場合は、有料の倉庫をレンタルが必要です。

闇雲に商品を仕入れても商品が売れずに在庫が残り、場合によっては赤字になる可能性もあるでしょう。

梱包や発送作業に手間をかけたくない方は、業者に依頼する方法があります。

例えば、有名なのがamazonのフルフィルメント by Amazon (FBA)です。月額4,900円と販売手数料をamazonに支払うだけで、保管、梱包、発送の全てを対応してくれます。

 

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ネットで仕入れ販売で必要な準備

ネットで仕入販売に必要な準備や手続きは、商品仕入れ、ネットショップの作成が中心です。

新品の衣類、アクセサリー、雑貨の販売に許可は不要で、お酒や医薬品は許可が必要です。

また、中古品を販売する場合は、古物商免許が必要です。

 

   準備する内容
機器 ・パソコン、撮影用の機器(カメラ・スマホ)
商品の仕入れ ・ネットや問屋などから仕入れ
ネットショップ
の手配や作成

・ネットショップ契約手続き

・撮影、商品登録、ページ制作

許可 ・古物商免許(中古品を扱う場合)
申請 ・開業届(青色申告したい場合)
資金 ・商品仕入れ代金(掛け率:アパレル・アクセサリー50~60%)
・送料(ポスト投函:ゆうメール180円、宅配便60サイズ:飛脚宅配便880*円)
・ネットショップ初期費用0円(BASE、カラーミーショップのフリープランなど)

*金額の表記は税込み

主に必要な資金は商品の仕入れ代金です。仕入れる値段の設定は、商材によって異なります。例えば、卸売から仕入れでは、衣類は60%、食品は70%が一般的です。

商品の送料は、宅配業者によって異なります。例えば、大手配送会社の中で割安な佐川急便では段ボールの3辺で60センチのサイズだと、880円です。

販売予定数分の費用を運転資金として用意しておきましょう。

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仕入れの方法

商品を仕入れる方法は、どんな商品をどれだけ売りたいかによって検討します。まずは、種類が豊富で取引がしやすくて最も便利なネット経由の仕入れを中心に探してみましょう。

商品を仕入れる方法は、以下のようにいくつもあります。

  独自性 小ロット 商品数 納期
ネット
展示会
問屋
OEM
リサイクルショップ ×
ドロップシッピング ×
海外 ×

 

展示会では、様々なメーカーが出店して、商品を紹介しています。法人向けが多いですが、個人事業主でも取引可能なメーカーも存在します。

OEMは自身のブランド名を決められた商品に名入れする商品を製造してくれます。オリジナル商品のため、仕入れのコストが高いです。

問屋やリサイクルショップは、実店舗に足を運び仕入れします。

ドロップシッピングとは、自身で在庫を持たずに、注文が入った時に、メーカーや卸売業者から顧客へ商品を直接発送するサービスです。在庫を持たない代わりに、商品の独自性が乏しく競合が多いことです。

ネットの代表的な仕入れサイト

ネットの仕入れサイトを紹介します。ここでは、商品のジャンルや数が豊富な大手のサイト、衣類の専門サイト、美容健康のサイト、食品のサイトを紹介します。

・NETSEA(ネッシー)
  • ・URL:http://www.netsea.jp/
  • ・特徴:商品数が160万点。アパレル、ファッション雑貨、家具・インテリアを中心。約5,000社の卸業者が出品している。
  • ・月額料金:無料
・スーパーデリバリー 
  • ・URL:https://www.superdelivery.com/
  • ・特徴:商品数が147万点。他のサイトにない商品も多いため、競合と被りにくい可能性があります。
  • ・月額料金:2,000円(税抜)
・卸の達人
  • ・URL:https://www.oroshi-tatsujin.com/e-commex/cgi-bin/ex_index.cgi
  • ・特徴:商品数が2,000点以上。ダイエット、美容健康を中心。仕入れせずとも注文があった時に卸の達人に発注。在庫のリスクがなく、直送サービスにも対応しています。
  • ・月額料金:無料

・シイレル

  • ・URL:https://shi-rel.com/
  • ・特徴:食品に特化したサイト。地方特産品やギフト商品などを取り扱っています。1個から産地直送が可能です。
  • ・月額料金:無料

・orosy(オロシー)

  • ・URL:https://retailer.orosy.com/
  • ・特徴:ネットで話題のブランドやハイセンスな商品を取り扱う仕入れの総合サイト。商品に独自性もあり。
  • ・月額料金:無料

・TOPWHOLE(トップホール)

  • ・URL:https://topwhole.shop/
  • ・特徴:大人向けのアパレル専門のサイトです。韓国の商品も販売しており、流行に合った衣類が見つかります。
  • ・月額料金:無料

展示会

展示会は通年、国内の各地で開催されています。主に法人を相手にした展示会が多いですが、メーカーによっては個人でも仕入れが可能です。

大規模な展示会の例を紹介します。

2022雑貨EXPO(夏)開催地:東京
https://www.lifestyle-expo.jp/ja-jp/about/giftex.html

2022ファッションワールド東京(秋)開催地:東京

https://www.fashion-tokyo.jp/autumn/ja-jp.html

全国各地で開催されている展示会の詳しい情報はJETRO(日本貿易振興機構)をご覧ください。

海外のネット

海外のネットからの仕入れは、日本にはあまり売っていない商品が販売されており、他サイトとの差別化ができます。

さらに、同じような仕様の商品でも海外だと低価格で販売されていることもあります。そのため、低コストで輸入することで、利益を出していくことも可能です。

デメリットは低品質な商品もあり、不良品が発生する可能性があります。不良品であっても交換が難しい取引もあるため、あらかじめ見積もっておきましょう。

個人間取引になると言葉が通じないことが多いため、代行業者に依頼をすることも視野に入れておくのがよいでしょう。

・タオバオ

  • ・URL:https://www.amazon.com/
  • ・特徴:中国の大手C to Cモール。商品数は8億点以上と言われており価格も低いです。個人間の取引になることが多いため、トラブルになる可能性もある。
  • ・月額料金:無料

・Amazon(アメリカ)

  • ・URL:https://www.amazon.com/
  • ・特徴:アメリカの最大手の通販サイト。アメリカで流通している商品を探すことができる。日本のアカウントと別に作成する。
  • ・月額料金:無料

・CHINAMART(チャイナマート)

・URL:https://chinamart.jp/
・特徴:タオバオの商品を日本語で購入できる。購入時に代行手数料がかかるが、本サイトがタオバオの商品の落札や国際発送まで一括して代行してくれる。
・月額料金:無料

・天猫(Tmall)

・URL:https://www.tmall.com/
・特徴:アリババグループが運営する中国の大手の通販サイト。出店者は有名ブランドが多く、日本の大手メーカーも参入している。
・月額料金:無料

問屋街

問屋街のお店は卸売りのみです。店舗によっては、取引に応じてくれます。

ただ、最近はネットで卸売りする業者が多いため、問屋街で販売している商品に目新しさは期待できないかもしれません。情報収集もかねて訪れるのがいいでしょう。

東京の有名な問屋街

・浅草のかっぱ橋道具街:食器具やキッチン用品を扱う

・浅草橋駅界隈:アクセサリー材料

・馬喰町問屋街・横山町問屋街:衣料品類

ドロップシッピング

仕入れの費用、在庫管理が不要なため手軽にネットショップを開始しできる反面、商品が限られてくる、在庫切れ、価格交渉が難しい点もあります。

有名なサービスではTop seller卸の達人があります。

OEM

OEMはオリジナルの商品を製造するため、差別化をはかれます。

ただし、発注するまでの手間や知識、ある程度のロットが必要になるため、通常の仕入れよりも費用が必要になります。

個人事業主にとっては、仕入れの費用や販売の方法を考えると敷居が高いと言えます。

オリジナル商品を作る前に、どのような商品が売れるのかテストマーケティングを重ねることが売れ行きを伸ばすことにつながります。

う。多様な販売方法があるので、ご自身の経営方針に合った販売方法を始めてみてはいかがでしょうか。

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ショップはASP型かモール型で作成

仕入れ商品を販売するためのネットショップの作成方法は、主に2通りあります。

作成方法 メリット デメリット
モール型 ・集客力がある
・知名度があるため顧客が買い物しやすい
・運営費用が高め
・独自性を表現しにくい
・モール独自の規則に従う必要あり
ASP型 ・初期費用が無料のサービスがある
・すぐに開始できる
・デザインの種類が豊富
・集客を工夫する必要がある。

モール型とはAmazon、楽天市場、ヤフーショッピングです。ASP型はカラーミーショップ、BASEなどの手軽に自分のネットショップが構築できるサービスです。

まず試しにネットショップを開始するなら、ASP型で作成するのがおすすめです。初期費用が無料のサービスもあり、誰でも作成できるようなシステムになっています。

雑貨や衣類の販売に許可は不要

雑貨、衣類、アクセサリー、インテリアといったファッション系の商品については販売の許可は不要です。

ただし、以下のものについては許可が必要です。

  • ・中古品:古物商
  • ・お酒:通信販売酒類小売業免許
  • ・医薬品:実店舗を運営していないと販売できません。
  • ・加工食品:自ら加工せず販売するだけなら不要。

詳しくはネットでの商品販売に必要な許可をご覧ください。

開業届けは青色申告ができるメリットあり

個人でネットショップを開業する場合、開業届を提出しないことによる罰則はありません。ただ、出すことのメリットが多いです。

例えば、開業届を提出すれば確定申告の際に、「青色申告」を利用して控除を受けることで節税ができます。

控除額は最大で所得から65万円です。

詳しくはネットショップ開業届は必要をご覧ください。

 

仕入れ販売のコツ

ネットショップを運営するには、費用や時間をかけてやる以上、売上は継続的に運営するためには必要です。

どんな商品を、いつ、いくらで、どのように仕入れて販売するのが良いのかコツを紹介します。

季節による需要を理解する

季節性が影響する商品を取り扱う場合は、仕入れ時期によって値段が異なる場合もあります。

例えば、暖房器具は夏は売れ行きが悪いため価格が安くなりやすく、衣類も季節性に影響を受けるでしょう。

流行をつかむ

流行は売れ行きに大きな影響を及ぼします。流行の発信元はテレビだけではなく、インスタグラムからも生まれています。

それらのメディアを通じて、常にどんな商品が売れいているのかリサーチすることが重要です。

タイミングに合わせて販売すれば、売り上げが増えるはずです。

商品の価値をしっかり伝える

販売者が商品にかける思いは、ショップを通じてユーザーに伝わります。
商品の説明文、商品画像でいかに価値ある商品かを伝えて、ユーザーが欲しいと思ってもらえるよう働きかけましょう。

他社との差別化を意識する

あなたのショップで購入する動機は、他よりも優れている点が認められたことが多いです。
 
他のショップを調査して、コンセプト、商品、価格、サービス面においてどこが差別化できる点か検討します。
 
差別化は、集客にも活かせるようになります。

需要と供給を把握する

ユーザーが求める需要に対して、ショップ側の供給が少ないことは競合も少ないケースが多いです。
 
もし、需要が大きいにもかかわらず、供給不足の状態であった場合は、売上が伸ばせる可能性があります。
 
そのため、日頃から市場調査も必要です。
 

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