Shopify(ショピファイ)とは|特徴や機能・メリット・評判を紹介
低価格で本格的なネットショップ開設が可能なshopify(ショッピファイ)。現在、ネットショップ開設サービスは数多く存在しますが、shopifyには独自の強みやメリットがあるのです。
そこで今回は、shopifyのメリット・デメリットほか、基本機能、使える決済サービス、料金プランまでを詳細に解説。Shopifyを実際に使った人の評判(口コミ)もご紹介しますので「どのネットショップ開設サービスを選ぶか迷っている」「shopifyのことが気になっている」といった方・企業はぜひご覧ください。
- Shopifyとは
- Shopify機能
- フロント機能
- 管理機能
- Shopify料金
- Shopify評判
- 良い評判
- 悪い評判
- Shopifyのメリット
- 初期費用が無料
- 拡張機能が豊富
- 海外展開しやすい
- デザインの自由度が高い
- 外部サービスとの連携に強い
- Shopifyデメリット
- 日本語対応がない機能がある
- トラブル時に電話での問い合わせができない
- HTMLやCSSの知識がないと高度なサイトを作れない
- Shopifyの基本機能
- HTMLやCSSの知識がないと高度なサイトを作れない
- Shopifyで制作した日本ECサイト事例
- Shopify 導入事例|アパレル
- Shopify 導入事例|食品
- Shopify 導入事例|雑貨・家具
- よくある質問
- 「Shopify 売れない」といわれているのは本当?
- Shopify なんて読む?
- Shopify(ショッピファイ)はどこの国のサービス?
- まとめ
※当社2022年4月実績
Shopifyとは
Shopifyとは、専門知識がなくても簡単にECサイト構築や運営ができる、カナダ発のeコマースプラットフォームです。
カナダで2004年に創業して以来、現在まで世界175カ国以上の数百万以上の事業者をサポート。 実際に業種を問わず、世界中の多くの有名企業もShopifyを利用しています。
Shopifyが日本に参入したのは2017年のことですが、2021年には国内に7243億円の経済効果と、5万人の雇用を創出したことが発表されました(※)。
Shopifyは、パッケージやサーバーを用意することなく、Shopifyの公式サイトでアカウント作成し、テンプレートからテーマを選んだり、商品登録、配送方法の選択などをするだけで、簡単にECサイトがスタートできます。また、ストアの作成、商品の管理、注文の処理、顧客のサポート、マーケティングなど、ECサイトを運営するために必要なすべての機能が揃っているためECビジネスを支えることができます。
Shopifyの特徴は、次のとおりです。
使いやすい:ドラッグアンドドロップで簡単にストアを作成することができるので、HTMLやCSSなどのプログラミングの知識は不要。機能が豊富:商品の管理、注文の処理、顧客のサポート、マーケティングなど、ECサイトを運営するために必要なすべての機能が揃っている。 拡張性:ビジネスの成長に合わせてECサイトを拡張できます。(拡張アプリ8,000以上) サポート:ヘルプセンターで過去にあった質問への回答を確認したり、 日本語サポートチームによるメールサポートを受けることができたりします。 (※利用人数が多い場合は、回答まで5-10営業日を要することも有。)
手軽にECサイトが開設・運営できることはもちろん、必要な機能が追加できる柔軟性の高さと、 優れたコストパフォーマンス、海外展開のしやすさも、Shopifyならではの魅力です。
Shopify機能
Shopifyの主な基本機能は以下の通りです。一つ一つの機能の詳細については公式のドキュメントをご確認ください。
- フロント機能
- 管理機能
フロント機能
フロント機能とは、ウェブショップの中で実際にユーザーが触れる箇所の機能です。具体的には、以下の機能があります。
商品ページ:お客様が商品一覧や商品詳細を閲覧できる カートチェックアウト:お客様が商品を購入できる ブログ:ECストア内に設置されたブログを閲覧できる 予約販売:予約販売ができる 商品キーワード検索:キーワード検索ができる まとめ買い割引:購入する商品の数に基づいた割引ができる
管理機能
管理機能とは、ビジネスの管理や拡充に関する機能です。具体的には、以下の機能があります。
アカウント管理:お客様アカウントの作成と管理ができる 販売チャネル:FacebookやInstagram、Amazonなど複数の販売チャネルを管理する 商品管理:商品データの登録ができる テーマ:デザインテンプレートを適用、カスタマイズができる 決済方法:Shopifyペイメント・その他主要な決済システムの導入ができる マーケティング:メルマガ・SEO改善・カゴ落ち対策・クーポン発行等、販売促進ができる 引用:Shopify 機能一覧
Shopifyの料金
Shopifyの主要プランは、最も低価格なスタータープラン「Shopify Lite」とエンタープライズ向けの「Shopify Plus」を除く、以下3つとなります。
|
ベーシック |
スタンダード |
プレミアム |
月額料金 |
25ドル/月 (3,583円) |
69ドル/月 (9,889円) |
299ドル/月 (42,857円) |
スタッフアカウント数 |
2 |
5 |
15 |
在庫のロケーション |
最大4 |
最大5 |
最大8 |
クレジットカード決済手数料 |
日本発行のカード:3.4% + 0円 海外発行のカード:3.9% + 0円 JCBカード:4.15% + 0円 |
日本発行のカード:3.3% + 0円 海外発行のカード:3.85% + 0円 JCBカード:4.1% + 0円 |
日本発行のカード:3.25% + 0円 海外発行のカード:3.8% + 0円 JCBカード:4.05% + 0円 |
外部サービス取引手数料 |
2.0% (Shopify ペイメントを利用していない場合) |
1.0% (Shopify ペイメントを利用していない場合) |
0.5% (Shopify ペイメントを利用していない場合) |
特におすすめの人 |
初めてネットショップ開設・運用にチャレンジする人 |
ネットショップの売上が伸び、複数での運用が必要となった人 |
大きな事業売上があり、マーケティングやデータ分析にも力を入れたい人 |
※円の表記は目安の金額です。
それぞれのプランを比較すると、月額費用が高額なほど、スタッフアカウント数や在庫のロケーションが増え、逆にクレジットカード決済や外部サービス取引の手数料が少なくなっています。
具体的に、ベーシックプランは少人数での管理・運用が可能な、事業の初期などに向いています。
スタンダードプランは、事業が軌道に乗り始め、管理・運用に当初よりも多くのスタッフが必要となったタイミングに適しています。
プレミアムプランは、事業の売り上げが大きくなり、詳細なデータ分析やマーケティングにも力を入れたい場合に役立ちます。
なお、ライトプランはカートボタンを設置する機能しかありませんが、月額9ドル(1,000円前後)と非常にリーズナブルなため、できるだけコストを掛けずにネット販売したい方や、SNSやブログで収益化したい方などに向いています。
また、Shopify Plusは月額2,000ドル(20万円以上)と高額なため、大企業向けのプランということができます。事業売上が大きく、商品取引量が多いことに加えて、海外販売(越境EC)を考える企業などにも適したプランです。
Shopifyの評判
実際にShopifyを使っているユーザーからはどのような評判なのでしょうか? Shopifyユーザーからの評判を一部ご紹介いたします。
良い評判
- 機能が充実している
- 手数料が安い
- 基本料金がリーズナブル
- 海外販売に強い
悪い評判
- 有料のShopifyアプリを入れていくと高額になる
- 日本語でのFAQコンテンツがまだ十分でない
- 拡張するにはアプリの追加が必要
Shopifyには、数多くのアプリ(拡張機能)がある点は、大きな評価ポイントとなっています。一方、あまり考えずにどんどんアプリを追加すると、月額費用はどんどん高額になる点には注意が必要です。
Shopifyの評判についてさらにチェックした方はこちら↓
Shopifyのメリット
Shopifyのメリットは以下の通りです。
- 初期費用が無料
- 拡張機能が豊富
- 海外展開しやすい
- デザインの自由度が高い
- 外部サービスとの連携に強い
初期費用が無料
Shopifyは導入コストが無料となっているため、初期費用がかかりません。
また、最安のベーシックプランの場合、月額費用たったの25ドルで(3,500円前後)と低価格です。
機能を追加しない場合、他にかかる費用は取引手数料と決済手数料のみとなります。
他社ECサービスと比較しても、初期費用や運用コストが抑えることができ、低価格でネットショップがスタートできる点は大きなメリットと言えるでしょう。
拡張機能が豊富
Shopifyの基本機能は最低限のため、とてもリーズナブルに利用できます。一方、必要に応じて「Shopifyアプリ」をダウンロードして、拡張機能を追加することも可能です。多くの他社ネットショップサービスも拡張機能(アドオン/オプション機能)を用意していますが、以下のようにShopifyの拡張機能数は他を圧倒しています。
サービス |
拡張機能数 |
Shopify |
6,000種以上 |
BASE |
約90 |
STORES |
18(2014年9月10日時点) |
MakeShop |
651 |
FutureShop |
約70(オプション) |
Shopifyの拡張機能が豊富だと、在庫管理や売上集計の効率化、顧客フォローの充実化、お客様のニーズに合わせた柔軟な機能追加といったことが簡単に実施できます。
Shopifyなら、運営者とユーザーの双方にとってより利便性の高いサイトを、スピーディーかつ細やかに作り上げることが可能です。
海外展開しやすい
Shopifyは、海外展開のしやすさも大きなメリットです。
理由としては、世界175ヶ国以上で利用され認知度が高いこと、海外発送や各国の通貨決済、多言語に対応していることなどが挙げられます。
加えて、eBayやAmazonといった海外の有名ウェブショップとも連携できる点も、越境EC展開における大きな強みです。
デザインの自由度が高い
ウェブショップのデザインを一から作り上げることが難しい場合、デザインテンプレートが利用できます。
他社ネットショップサービスも、デザインテンプレートを用意していますが、以下のようにその数には違いがあります。
サービス |
デザインテンプレート |
Shopify |
97種 |
BASE |
69種 |
STORES |
48種 |
MakeShop |
100種以上 |
FutureShop |
不明 |
このように、Shopifyはデザインテンプレート数においてもトップクラスです。
無料・有料を含め、即戦力で使える素敵なデザインテンプレートが豊富に揃うため、ブランドのイメージや世界観に合うデザインを見つけやすいメリットがあります。
なお「全体的に良いけど少しだけデザインを変えたい」という場合も、コンテンツを追加したり、コード編集をすることよって、より細やかにデザイン変更できます。
外部サービスとの連携に強い
Shopifyは以下のように、連携可能な外部サービスも豊富です。
連携可能な主な外部サービス
- Amazon
- 楽天
- LINE
外部サービスとの連携に強いと、複数の販売チャネルが用意でき、例えばSNS上での商品販売も可能となります。より多くのユーザーにアピールできることから、売上のアップが期待できます。
※当社2022年4月実績
Shopifyデメリット
Shopifyのデメリットは以下の通りです。
- 日本語対応がない機能がある
- HTMLやCSSの知識がないと高度なサイトを作れない
- トラブル時に電話での問い合わせができない
日本語対応がない機能がある
Shopifyの多くの機能は現在、日本語に対応しています。
しかし、一部の機能では日本語対応しておらず、説明が英文のみの場合があります。
また、拡張機能で利用するShopifyアプリにおいても、海外の開発者が作成したものについては、英文のみの説明のケースがあります。
トラブル時に電話での問い合わせができない
Shopifyでは、電話やチャットでの問い合わせが可能ですが、現在はサポートは英語のみです。
そこで、日本語で連絡可能な手段は2つとなります。
1つめはEメール(support-jp@shopify.com)で、こちらは24時間対応しています。
2つめは、SNSのTwitterで「Shopify Japanオフィシャルアカウント」を通じて問い合わせなどを行うことが可能です。
HTMLやCSSの知識がないと高度なサイトを作れない
Shopifyでは、デザインテンプレートやShopifyアプリを利用して、簡単にウェブショップを作成することができます。
また、写真サイズ・背景や文字色・ レイアウトの変更、販売元の表示など、ちょっとカスタマイズであればコードの知識がなくても可能です。
ただし、大幅にデザインをいじりたい場合、一からデザインしたい場合、より高度なECサイトを作りたい場合などには、HTMLやCSSの知識が必要となります。
※当社2022年4月実績
Shopifyで制作した日本ECサイト事例
日本でShopifyを導入してECサイトを制作したサイトを一部ご紹介いたします。
Shopify 導入事例|アパレル
Shopifyのアパレル導入事例をご紹介します。
SOULFITWEAR
画像出典:SOULFITWEAR
スノボ日本代表の鈴木瑠奈選手が手がけているフィットネスウェアのECサイトです。 Shopifyを選んだ理由は、デザイン性が高いことや手数料が手頃であることです。テーマの種類が多く、クオリティーが高いため、ECを通してブランドの世界観をしっかり伝えることができます。クオリティーの高いテーマにより世界観を表現できる点がShopifyを選ぶ決め手となりました。
参考:Shopify
Shopify 導入事例|食品
Shopifyの食品導入事例をご紹介します。
オリオンビール
画像出典:オリオンビール
オリオンビールはビールを販売する大手ビールメーカーです。 もともとECサイトはありましたが、アナログなサイトとなっていました。アナログなECサイトを2020年7月に大きくリニューアルしました。Shopifyを選んだ理由は、拡張性の高さです。拡張性の多いアプリが豊富にそろっているので、自由度高くカスタマイズをすることができます。その他、フルフィルメントとの連携もしやすかったことが決め手となりました。
参考:Shopify
Shopify 導入事例|雑貨・家具
カキモリ
画像出典:カキモリ
カキモリは、文房具を取り扱っているECサイトです。カキモリの文房具は文具ファンの中ではとくに有名で、海外ファンもたくさんいる人気ブランドです。 Shopifyを選んだ理由は、デザイン性と拡張性の高さです。それから、越境ECをやりやすいというのも決め手の1つです。海外ファンも多いので、越境ECがやりやすいのは非常に魅力的なポイントです。
参考:Shopify
Shopifyの食品導入事例をご紹介します。
さらにShopifyの日本国内事例を見たい方はこちらから↓
よくある質問
「Shopify 売れない」といわれているのは本当?
Shopifyで商品が売れない原因は以下です。
- 集客ができていない
- ECサイトが買い物しづらい構成になっている
- ニーズのない商品を取り扱っている
カートシステムが売上を決めるわけではないので、「Shopifyだから売れない」というのはウソです。売上を上げるには、日々の運営やサイトのレイアウトが大切です。
詳細はこちらの記事へ↓
Shopify なんて読む?
読み方は「ショッピファイ」です。
Shopify(ショッピファイ)はどこの国のサービス?
カナダです。
まとめ
Shopifyは、デザインの自由度、拡張機能の豊富さ、海外展開のしやすさ、外部サービス連携の強さを兼ね備え、なおかつリーズナブルに利用可能なECプラットフォームです。
個人事業者から大企業まで、それぞれの規模に合う複数のプランが用意されているため、無理のないコスト負担でネットショップを立ち上げることができます。 Shopifyは、クレジットカード登録やプラン選択なしで可能な「2週間の無料トライアル」を用意しているため、気になった方は実際に試した上で、利用を検討されるとよいでしょう。
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