ネットショップ運営・開業の仕事内容とは|担当者の1日の流れも解説

ネット通販の市場規模は年を追うごとに拡大しています。 令和2年の経済産業省の報告書によれば、日本国内のBtoCのEC市場規模は約19兆円に拡大。 EC市場がますます拡大していく波に乗って、これから自社でネットショップを始めようと考えている事業者様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 本記事では、ネットショップの開業を考えている方向けに、
- ・ネットショップ運営開始までの7つの過程
- ・ネットショップ運営の通常業務
についてご紹介いたします。
ネットショップ運営開始までの7つの過程

Eネットショップ運営開始までの7つのフローは以下です。
- 1,売りたい商品を明確にする
- 2,ネットショップのコンセプトを決める
- 3,カートシステムを選択する
- 4,ネットショップ設計・デザイン制作を行う
- 5,商品登録・各種手続きを行う
- 6,サイトの不備から配送トラブルまでテスト注文で検証する
- 7,ネットショップへの集客を行う
詳しくみていきましょう。
1.売りたい商品を明確にする
ネットショップを始めようと思ったときにまず考えるべきことは「どんな商品を売るのか」です。 市場やターゲットのニーズを調査して商品を決めることが大切です。
2.ネットショップのコンセプトを決める
ネットショップを制作するうえでサイトのコンセプトを決めます。
- ・価格の安さや品揃えの豊富さを売りにする
- ・こだわりのアイテムだけを厳選したサイトにする…等
自社ネットショップのセールスポイントに基いてコンセプトを決定しましょう。
3.カートシステムを選択する
コンセプトが決まったら、ショッピングカートシステムを選定しましょう。 各システムによって対応できる機能が異なるため、自社のサイトに必要な機能の選定など、コンセプトの決定後にカートシステムを選ぶことが重要です。
自社ネットショップのカートシステムは大きく3種類

自社EC サイトに実装する「カートシステム」には、「ASP 型」「オープンソース型」「パッケージ型」の3 つがあります。
*最もポピュラーな「ASP型」 「ASP 型」は、あらかじめカートシステムがインストールされているサーバーをレンタルできるサービスです。 ホームページ作成機能が付随しているものも多く、レンタルカートの提供会社と契約することで簡単にEC サイトを立ち上げることができます。 また、保守費用やセキュリティー対策などもカート会社が行ってくれるため、初心者や専門的な知識がない人でも、ネットショップを開店できます。
*低コストで自由度の高い「オープンソース型」 次に利用者の多いのが「オープンソース型」です。カートシステムを構築するのに必要なソースコードが公開されており、誰でも無償で利用できます。契約をしたらすぐに開店準備ができてい るASP 型と違い、オープンソース型はEC サイトの立ち上げに必要なソースコードを自分でカスタマイズする必要があります。そのため、専門知識と技術が必須ですが、ASP 型より自由度の 高いシステムとなります。
*資本力のある企業向けの「パッケージ型」 「パッケージ型」は、システム提供事業者が顧客の要望に合わせて個別にイチからEC サイトを構築するサービスです。ASP型やオープンソース型でプラグインを組み合わせるだけでは実現 できない複雑な機能にも対応できます。しかし、サイトごとに機能を開発する必要があり、導入費用が高額なため、大手企業向けのカートシステムです。また、部分改修する際もシステムの開発者でないと行えないこともあり、提供事業者への依存が大きくなるのがデメリットです。
システムごとにメリットやデメリットは異なります。自社ネットショップのコンセプトに基づいて必要な機能を洗い出し、費用や商材との相性も考慮しながらカートシステムを決めましょう。
4.ネットショップ設計・デザイン制作を行う
カートシステムが決まったら、必要なページを整理してサイトの構造を決めるサイトマップの作成、 トップページのレイアウト作成やデザインへと進みます。見やすさや興味を引くレイアウトなど、買いやすくなるサイト制作が重要です。 売れるネットショップのデザインについては下記の記事詳しく記載していますので参考にしてみてください。
5.商品登録・各種手続きを行う
サイトが完成したら、販売する商品の情報を登録し、お客様が利用できる決済方法や配送手段、配送料を設定しましょう。完了したら開店準備の完了です!
6.サイトの不備から配送トラブルまでテスト注文で検証する
サイトが完成したらオープン日を決め、サイト公開にむけて準備をしていきましょう。 具体的には以下の流れで準備していきます。

オープン後に不測の事態を避けるためにも事前の最終チェックは徹底して行いましょう。
7.ネットショップへの集客を行う
自社ネットショップを開業したばかりは、まだ市場ユーザーに認知されている状態ではありません。 多くのユーザーに知ってもらってサイトにアクセスしてもらうには、「集客対策」が必要です。 代表的な集客方法は以下です。
- ・SEO対策
- ・Web広告
- ・SNS運用
ショップの売上を上げるには新規顧客の獲得が欠かせません。 オープンの前に事前に集客対策を仕込んでおくことで良いスタートを切ることができるでしょう。集客対策については以下の記事で詳しく解説しています。是非参考にしてみてください。
ネットショップ運営の通常業務とは
ネットショップ運営の通常業務は具体的に以下の業務があります。

通常業務をミスなく行うことが、顧客満足度を高めECサイトへの成長につながります。 それぞれの業務の詳細については以下の記事で詳しく説明しているので是非チェックしてみてください。
ネットショップ運営担当者の1日の流れ
EC運営の担当者になると1日の業務の流れはどのようになるのでしょうか。 会社により多少異なると思いますが、以下が代表的なスケジュールです。

ネットショップ運営の成功の秘訣は「カートシステム選定」にあり
ネットショップ運営の業務は多岐に渡るので業務量が多く大変ですが、カートシステムには日々の業務効率化や売上拡大につなげる機能が多数搭載されています。 カートシステム会社によって機能の内容が変わってくるので、自社ネットショップのコンセプトにはどんな機能が必要なのかよく考えた上でカートシステムを選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回はネットショップの開業から運営内容までご紹介しました。 ネットショップの仕事内容は開業から通常の運営業務まで多くの作業があります。 ネットショップの規模によっては一連の業務を自社で完結できるものやそうでないものもあります。 社内ではリソースや知識が足りない、、。というお悩みがあれば、ネットショップの構築・運営代行をしている会社に相談することをオススメします。
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