自社ECサイトとは|メリット・デメリットやモール型ECサイトとの違いを解説!

「自社ECサイトは売れないのでは」と思ったことはありますか。 自社ECサイトとモール型ECサイトはメリット・デメリット含め大きな違いがあります。 それぞれの特徴を活かして運用すればEC運営に良い成果をもたらすでしょう。 そこで今回は、自社ECサイトとモールECの違いやメリット・デメリットについてご紹介します。
自社ECサイトとは
自社EC サイトとは、文字通り自社のEC サイトを立ち上げる方法です。 後述しますが、自社ECの構築には複数の方法があります。
- ・ASP型
- ・オープンソース型
- ・パッケージ型…等
があります。構築方法の違いは、デザインや機能の自由度、制作にかかる費用が異なります。
自社ECサイト最大のメリットは、ブランディングがきちんとできる点です。自社EC サイトは、サイト運営に原則制限がないた め、販売のルールやサイト更新の方針などすべて決めることができます。デザインや機能などの自由度が高く、自社サイトのブランド力を高めることもできますが、立ち上げた直後は、モール型ECサイトと違いブランド力が弱いため、集客対策が必須です。
自社ECサイトとモール型ECサイトの違い
自社ECサイト | モール型ECサイト | |
---|---|---|
ECサイトの独自性 | ・自由度の高いECサイト構築が可能 | ・ECサイトの独自性を出すことができない |
ECサイト構築にかかる期間 | ・一般的には3~4カ月程度(ECサイトの構築内容による) | ・1か月以内程度 (出店申請期間も含む) |
集客方法 | ・WEB広告 ・SNS運用・SEO対策 | ・モールの知名度で集客ができる(例:Amazon、楽天) |
かかる費用 | ・構築費用 ・月額使用料 | ・出店料 ・売上件数によってロイヤリティが発生 |
大きな違いは、デザインや機能の自由度、集客力です。 将来的には自社のブランドを確立させたい場合には、自社ECサイトの構築をおすすめします。
自社ECサイトとモール型ECサイトのメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
自社ECサイト | ・接客や商品の認知度で勝負できるため、 自社サイトのブランド力を高めることができる。 | ・立ち上げ時は集客力が低い |
モール型ECサイト | ・集客力が高い | ・自社の名前は覚えられにくい |
ここでのポイントは「集客」と「ブランド力」です。
モール型ECサイトサイトは自社ECサイトと比べ、モール自体に知名度があるので集客力はありますが、ブランディングには向きません。 なぜなら、自社ECサイトであれば、ショップのコンセプトや世界観に共感して利用してくださるお客様が多いのですが、モール型ECサイトでは購入意欲が湧いた商品を購入するだけなので、どこの店舗で購入したかという意識が薄いためです。
自社ECサイトは立ち上げ時の集客が大変なものの、サイト構築に自由度があるためショップのコンセプトや世界観を伝わるサイトを構築できます。 そのため、ファンもつきやすくブランド力を高めることができます。
自社ECにはブランド力があり、モール型ECサイトには集客力があります。それぞれの特徴を踏まえて自社の方針に合った構築方法にするとよいでしょう。
自社ECだけでは売れないのか|自社ECとモール型ECの両方を運営するメリット

自社ECサイトで新規参入する場合、「ECサイトへの集客が難しいから商品が売れないかも、、。」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、自社ECサイトの他にモール型ECサイトを利用するとEC事業の売上を最大化させることができます! 自社ECサイトでは、ショップのコンセプトや世界観に共感して利用してくださるお客様が多くいますが、モールに比べると集客対策は大変で新規顧客の獲得に苦労します。そこで、集客力の高いモール型ECサイトに出店すると、自社ECを認知していないお客様を獲得できます。多店舗展開はEC事業を拡大させるきっかけとなるためおすすめです。
自社ECサイトのカートシステムは大きく3種類
自社EC サイトの運営に必要なネットショップの注文を処理するカートシステムの種類は、大きくわけて以下の3種類あります。
- ・サーバーをレンタルできる「ASP型」
- ・公開されているソースコードを無償で利用できる「オープンソース型」
- ・個別にEC サイトを構築する「パッケージ型」
詳しくは下記記事の「カートシステムを選択する」という章でご紹介していますので、是非ご覧ください。
自社ECサイトのおすすめカートASP比較表
現在自社ECサイトの構築方法で主流となっているのが、サーバーと一緒にレンタルできる「ASP 型カートシステム」です。ASP型カートで有名な主なシステムは以下です。
- ・MakeShop
- ・futureshop
- ・Shopify
- ・カラーミーショップ
それぞれの特徴を表でご紹介します。
MakeShop | futureshop | Shopify | カラーミーショップ | |
---|---|---|---|---|
利用店舗数 | 20,000店 | 2,300店 | 全世界100万店舗以上日本:20,000店舗以上 | 45,000店 |
特徴 | ①機能数No.1(651機能) ②流通総額No.1 ③月額¥10,000円~ | ①デザインの自由度が高い ②多彩な外部サービスと連携 ③月額¥30,000円~ | ①世界で一番使われるCMS ②テンプレートがおしゃれ ③月額$25~ ④様々なアプリにより機能をいくらでも増やす事が出来る | ①オシャレなテンプレート多数 ②誰でも簡単に始められるツール ③月額¥4,950~ |
それぞれの特徴を押さえ、自社のEC サイトの運営方針に沿った必要な機能が揃っているシステムを選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回は、自社ECサイトとモール型ECサイトについて解説しました! 双方の違いを知ったことから、自社はどのような構築方法がよいのかイメージついたでしょうか。 本メディアでは、本格的にECサイト構築をしたいと考えている方向けに、 ECサイト運営開始までの開業ステップや、日々のECサイト運営業務について紹介している記事があります。今後のEC事業にお役立ていただけますと幸いです。
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