カラーミーショップは売れないのか|評判からメリットやデメリットを紹介

category :  EC売上UP

update :  2023/11/09(木)

staff :  nakahara

数あるネットショップ制作サービスのなかでも「カラーミーショップ」は人気があり、よく利用されています。そのため、カラーミーショップで作ったネットショップを運営していて、「売れない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、「カラーミーショップは売れない」は間違いです。この記事ではその理由と、売れない場合の対策について迫っていきます。カラーミーショップを活用中で売れない状況を脱したい人はぜひ参考にしてください。

「カラーミーショップは売れない」は間違い

「カラーミーショップは売れない」は間違い

繰り返しになりますが、結論から言うと「カラーミーショップは売れない」は間違いです。なぜなら、機能の違いはあってもカートシステム自体がネットショップの売上を決めるわけではないからです。ECサイトの売上は運営方法に左右されるため、カラーミーショップでもほかのカートシステムでも、運営次第で売上を伸ばせます。

ちなみにカートシステムのなかでもカラーミーショップは、350種類以上の機能と80種類以上のデザインテンプレートがあり、ネットショップを思うままに構築できます。これらの要素を駆使すれば、さまざまな運営課題に対応可能。「売れない」状況を打破しやすい環境が用意されているといえます。

さらに詳しいカラーミーショップの特徴については、下記記事を参考にしてください。

関連記事:カラーミーショップとは|デメリットや評判などカラーミーショップがまるわかり!

ネットショップの売上公式

ネットショップの売上は下記の計算式で決まります。

■ネットショップの売上公式
アクセス数×購入率×平均客単価


つまり、上記の3つのうち、どの数字が欠けて(低くて)も「売れない」状況になるのです。そのため、3つの数字を複合的に伸ばしていくのが、ネットショップの売上をアップさせるポイントになります。

まずは売れない原因が3つのうちどれなのかの見当をつけましょう。

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カラーミーショップで商品が売れない3つの原因

カラーミーショップで商品が売れない3つの原因

カラーミーショップで商品が売れない状況に陥っている場合に考えられる原因は主に次の3つです。

  • 効果的な集客ができていない
  • ネットショップが売れない構造になっている
  • リピート対策ができていない

そもそもアクセスがないことには売上も何も発生しないので、まずは一定のアクセス数を確保できるよう集客方法を見直しましょう。「集客はできているけど、購入率が悪い」という場合は、ネットショップの構造の見直しやリピート対策が必要です。

効果的な集客ができていない

ECモールの場合は、ネットショップ自体の認知度が低くてもモール自体のネームバリューにより、ある程度の集客力が期待できます。しかし、カラーミーショップなどのカートシステムを利用して立ち上げた自社ECでは100%自力で集客しなければならず、ターゲットに適した集客ができていないと売上は上がりません。

たとえば10~20代女性がターゲットの場合は、SNS運用が効果的でしょう。この年代はSNSのなかでも特にInstagramの利用率が高く、集客のチャンスが眠っています。商品の特性やターゲットの人物像によって効果的な施策は変わってくるので、商品特性とターゲットの分析を行い、最適な集客方法を選びましょう。

関連記事:ECサイト9つの集客方法を解説|無料の集客方法もご紹介!

ネットショップが売れない構造になっている

商品画像が乱雑に並べられており欲しい商品を直感的に見つけづらい、購入ボタンが分からないなど、ネットショップが使いづらい構造になっているのも売上が伸びない原因の1つです。

スマートフォンが普及した昨今では、通勤や休憩といった隙間時間でサイトを見ている人が多くいます。つまり、タイムリミットを抱えながら買い物をしている人が多いということです。

そこでスムーズに買い物ができなければ、よほど欲しいものでない限り、再度チャレンジしてもらえる可能性は低いでしょう。したがって、離脱やカゴ落ちを防ぐために、商品を見つけるところから決済までの一連の流れをスムーズに終えられるように導線設計する必要があります。

リピート対策ができていない

新規顧客の獲得は、リピーターを獲得するよりも5倍のコストがかかるといわれています(1:5の法則)。
要するに、売上を上げるには、リピーターを獲得する方が新規顧客を獲得するよりも難易度もコストもかからないということです。事実、売上を伸ばし続けているサイトは「リピート対策」を徹底しています。

もちろん新規顧客の獲得もおろそかにはできません。しかし、ある程度の新規顧客が集まったら、リピーター施策に重点を置いて対策する方が、顧客獲得コストを抑えやすく、かつ中長期的に売上を伸ばしやすくなります。

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カラーミーショップで売れないときの対策方法9選

カラーミーショップで売れないときの対策方法9選

カラーミーショップで商品が売れないときは、次の対策方法を試してみましょう。

  • Web広告を打つ
  • SEO対策を行う
  • SNS運用を行う
  • ネットショップをユーザーファーストな構成にする
  • メルマガ配信
  • セグメントメールとステップメールの配信
  • LINE公式アカウントの活用
  • 同梱物を工夫する
  • アナログ対策を怠らない

どれか1つだけで、爆発的に売上が伸びるわけではありません。しかし、すべてを実施するには人手もお金もかかりすぎてしまいます。自社リソースを考慮して、できるところからはじめましょう。

特にSNS運用は、時代に則しているうえに無料でできます。数分あればアカウントも開設できる手軽さに加え、上手くいけば効果は高いため、取り組んでおくべき施策といえます。

Web広告を打つ

Web広告とはその名のとおり、Web上に掲載する広告のことです。代表的なところでいうとリスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などがあります。

Web広告は配信の対象ユーザーを細かく設定でき、狙ったターゲットに確実に情報を配信できます。さらに、後述するSEO対策と異なり、すぐに効果を期待できるのもメリットでしょう。また1日数百円から出稿できる広告もあり、低予算でも始められるのもWeb広告の利点です。

しかし、入札により表示される順番が決まるため、予算が低すぎるとターゲットにリーチできない可能性があります。運用にも専門知識が必要なので、初心者の場合は勉強が欠かせません。

関連記事:Web広告(ネット広告)とは|主な種類や選び方・運用のメリット・コツを解説

SEO対策を行う

SEO対策とは、Googleなどの検索結果で上位表示させる施策のことをいいます。商品ページやブログ記事などで上位表示が取れれば、検索結果からの流入数増加が見込めます。ブログ記事では、ユーザーのお悩み解決コンテンツを発信しつつ自社商品を紹介すれば、ユーザーの教育と集客を同時に行えます。

このほか、SEO対策は低コストで始められるうえに潜在顧客、見込み顧客にアプローチできる点がメリットです。また、上位に表示されるページ数が増えると長期的に安定した集客が見込めるようになります。

一方でSEO対策では即効性は期待できません。一般的に、効果がでるまで最短でも3~6か月かかることが多いです。この間もコンテンツ制作やメンテナンスの手間が発生する点もデメリットといえるでしょう。しかし、先にもお伝えしたとおり、上位表示されるページが増えてくるとサイト全体でもアクセス数が増え、それに比例して購入率アップも期待できる集客方法です。

関連記事:SEO対策の成功事例や施策|SEO対策の方法や例を解説

SNS運用を行う

昨今ではSNSで情報収集する文化が根付きつつあり、集客においてSNS運用も欠かせないものとなっています。

SNS運用もSEO対策と同じく短期的に効果が得られるものではありませんが、一度バズれば多くの認知を獲得できます。また、無料ではじめられるうえに、気軽にユーザーとコミュニケーションを図れるのもSNSのメリットです。

ただし、不適切な投稿を行うと、非難の対象となり「炎上」する可能性があります。いったん炎上すると、ネガティブイメージが定着してしまいます。投稿内容やコンテンツの題材、表現方法には十分な注意が必要です。

ネットショップをユーザーファーストな構成にする

ユーザーファーストとは「ユーザーの満足度を優先する」こと。つまり、ネットショップの利便性や視認性を高め、ユーザーにとって商品を見つけやすく買い物しやすい設計にするのが大切だということです。具体的に意識したいポイントは次のとおりです。

  • 何を販売しているのか一目で分かるデザインにする
  • 商品の検索窓をファーストビューに設置する
  • カテゴリーメニューにはアイコンを設ける
  • 閲覧デバイスにサイズを合わせるレスポンシブ対応にする
  • 関連商品を表示して購入商品の選択肢を増やす

上記はあくまで一例ですが、ネットショップの利便性を高めるために必須の施策です。ユーザーファーストについては下記記事でより詳しい内容を解説しているので、あわせてご確認ください。

関連記事:売れるデザインとは|売れるECサイトのデザインについて徹底解説!

メルマガ配信

リピーターがつかない場合は、メルマガ配信が有効です。メルマガでは、新作やキャンペーンのお知らせ、セール情報などを配信します。配信の際には特に次のポイントに注意しましょう。

  • 配信のタイミング
    最も注文が入る曜日・時間帯を狙うと開封率を上げられる
  • メールの件名
    「限定」「50%オフ」など、目を引きやすいタイトルにする

これらを意識すると開封率およびクリック率が上がりやすく、結果的にリピート率の向上も見込めます。

セグメントメールとステップメールの配信

セグメントメールとステップメールとは顧客に合わせた情報を配信する施策です。メルマガよりも細かな設定ができるため、一歩進んだ施策といえます。

  • セグメントメール
    年齢や性別、誕生日、居住地など、特定の条件下でグループ分けを行い、グループごとに最適な内容のメールを配信する仕組み。開封率の向上や既存顧客の教育、顧客ロイヤリティの向上などを目的に行う
  • ステップメール
    シナリオに沿って指定した順序・タイミングでメールを送信する仕組み。新規顧客の獲得や既存顧客の教育、アップセル・クロスセルなどを目的に行う

LINE公式アカウントの活用

昨今、メールマーケティングに台当してきているのが、LINE公式アカウントの活用です。LINEは多くの人がインストールしており、普段から使用率が高い傾向にあります。そのため、開封率、ECサイトへの誘導率ともに高く、メルマガよりも集客効果が高いことが分かっています。

また、動画や画像にリンクを設置して配信できるリッチメッセージをはじめ、送られてきたメッセージ内にあるキーワードに対して固定の内容を自動配信できる応答メッセージなど、さまざまな接客機能があります。これらを活用することでスムーズなコミュニケーションが可能になり、顧客ロイヤリティの向上およびリピート率の向上を狙えます。

同梱物を工夫する

同梱物とは、商品に同梱する手紙やサンプルなどのことです。以下のようなものが考えられます。

  • 商品購入に対する感謝状
  • LINE公式アカウントの登録を促す案内
  • 商品チラシ
  • 類似商品やアップグレード商品のサンプル
  • お客様の声を記載したチラシ

「感謝状」と「LINE公式の案内」、「商品チラシ」は基本セットとして同梱しましょう。さらに「お客様の声が記載されたチラシ」を同梱すれば、商品購入に対する安心感を高められます。また、購入商品の類似品やアップグレード商品のサンプルを同梱するのもリピート対策として有効です。

アナログ対策を怠らない

インターネット経由ですべてが事足りる時代に、あえて下記のようなアナログ対策を充実させるのも、リピート率向上に有効な手段です。

  • DM
  • カタログ
  • 小冊子
  • バースデーカード

ネット通販の場合、アナログ対策まで意識が向いていないことが多いため、競合他社との差別化を図りやすいポイントになります。

また、DMやバースデーカードには、手書きのメッセージを一言添えるのがおすすめです。こうすることで施策の向こうに「人」を感じるだけでなく、「自分のためのもの」という特別感が生まれます。これによりファン化ができれば、リピーターの獲得にも繋がります。

カラーミーショップで売れるためのポイント

商品が売れない場合にまず行うべきことは「原因の究明」です。手当り次第に施策を展開したところで、当たりに行きつくまでに無駄な作業工数とコストがかさむことになります。まずは売れない原因を究明して、強化すべきポイントの仮説を立ててから施策を行うのが、「売れない状況」を脱する一番の近道です。

関連記事:【2023年最新版】ネットショップの売上アップを最短で実現!明日から実践できる売上アップ施策をご紹介

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カラーミーショップの評判

カラーミーショップの評判

実際にカラーミーショップを利用している人たちはどのような感想を持っているのか、口コミを見ていきましょう。

良い口コミ 悪い口コミ
  • 機能が充実しているため安心して構築・運営ができる
  • デザインテンプレートが豊富
  • UIが優れているため、初心者でも運営ができる
  • 低コストで始められる
  • デザインテンプレートは豊富にあるが、デザインがあまり良くない
  • リアルタイムのサポートがない(プランによる)
  • 決済手数料が高い
  • 集客力がない

上記はIT製品/SaaSのレビューサイト「ITreview」のカラーミーショップに関する口コミ50件以上から一部抜粋したものです。これらの口コミからカラーミーショップのメリットは「機能・デザイン面の充実」や「使いやすさ」、「低コスト」であることが分かります。一方、「デザイン性」や「サポート面」「決済手数料の高さ」などはデメリットと感じている人が多いようです。

「集客力がない」という評判もありましたが、冒頭にも述べたとおり自社ECでの集客や売上はカートシステムに左右されるものではありません。あくまで施策や運用の仕方次第です。その点、カラーミーショップでは350種類以上の機能があるため、効果的な施策を打てる環境が整っています。つまり、基本的には売上を立てやすいカートシステムといえるでしょう。

関連記事:「カラーミーショップの評判・口コミからデメリットとメリットを調べてみた!」

まとめ

繰り返しになりますが、「カラーミーショップだから」売れないわけではありません。カラーミーショップは機能性に優れているので、売れるための土台は整っています。それを活かせるかどうかは運用方法次第です。

集客ができているのに売れない場合は、まずネットショップの構造を見直すことをおすすめします。「お店のなかがグチャグチャで買い物しづらい」は裏を返せば、「整理整頓できれば売れる」ということになります。しかし、売れるネットショップの構造にするためにはサイト構築やマーケティングに関する専門知識が必要です。

株式会社これからでは、創業以来3,000社以上におけるネットショップ制作を担当。蓄積した統計データをもとに、売れるネットショップ設計を提案いたします。カラーミーショップでの制作実績も豊富にあるうえにマーケティングにも精通しているので、売れない状況に頭を悩ませている人はぜひ1度、お気軽にご相談ください。

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